HUYU Game Labo

scratichを中心にブログを書きます

簡単!!Scratchで【タイピングゲーム】のつくり方! ④ メッセージ機能を使い、リスタート画面を作ろう

1-タイピングゲームを作ろう

前回は、ランダムな文字を出題するようにしました。

前回はこちら~

huyugamelabo.hatenablog.jp

【タイピングゲーム】のつくり方!の初回はこちら~

 

huyugamelabo.hatenablog.jp

2-今回制作するもの

今回は、スタートボタンを作成し何度でもリスタートできるようにします。

完成形はこちら~

「始める」を押すとゲームがスタートします。終了すると、「始める」ボタンが再度出現して押すともう一度プレイすることができます。

3-作り方~

それでは、作り方を解説していきます。

1-スタートボタンの作成

まずは、スタートボタンを作成します。ボタンにするスクリプトを一つ用意します。

どんな、スプライトでもいいのですが、今回は利便性を考えてデフォルトにあるスプライトを使用します。

スプライトを追加するには右下の犬のマークをクリックします。

今回は、こちらの「button3」という名前のスプライトを使用します。クリックすると追加されます。

ボタンを分かりやすくするために、見た目を変更します。

追加したスプライトを選択し、左上の「コスチューム」をクリックします。

すると、このような画面がでます。ここで見た目を作成することができます。

今回は、スタートするボタンということを分かりやすくするために「テキスト」で「始める」という表記を追加します。

「テキスト」を追加するには「T」をクリックします。

追加された箱に、「始める」という文字を入力すれば完成です。

★コスチューム、見た目について

Scratchではこの機能を使いオリジナルのスプライトを作ることができます。

「描く」をクリックすると何も描かれてない真っ白なスプライトを追加することができます。

また、Scratchでは外部からスプライトをダウンロードすることができます。

「スプライトをアップロード」をクリックして、パソコンのフォルダに保存した、スプライトを選ぶと追加することができます。

2-メッセージ準備

リスタートの機能を作るに当たり、「メッセージ」という機能を使用します。

「イベント」という項目にあります。

「メッセージ1」となっている部分をクリックすると次のようになります。


新しくメッセージを作成したいので「新しいメッセージ」をクリックします。

このような画面がでるので、「新しいメッセージ名」「スタート」にして「OK」を押します。これで、メッセージを作成することが出来ました。

同様に、「スタート画面」というメッセージも追加します。

メッセージ機能とは?

Scratchにおける、メッセージはスクリプトから他のスクリプトに信号(メッセージ)を送ることができます。

このようなイメージ。何かとScratchでは使うので覚えておくといいでしょう。

3-スタートボタンのプログラム

事前の準備が完了したので、いよいよプログラムを作っていきます。

作成したボタンのスプライトにこのようなブログラムを作ります。
今回使用したブロックを解説します。

1-「○○を受け取ったとき」

今回は、二つプログラムを組み立てますが、片方は「🏁を受け取ったとき」を使用しますが、もう片方は「○○を受け取ったとき」というブロックを使用します。

「イベント」という項目にあります。

2-「ドラック○○にする」

「調べる」という項目にあります。

このブロックは、スプライトをプレイヤーが触れるようにしたり触れられないようにしたりする時に使うブロックです。

「ドラックできるようにする」の場合

このスプライトを動かすことができるようになります。

「ドラックできないようにする」の場合

プレイヤーはこのスプライトを触れることができなくなります。

※何も設定しなければ、初期設定は「ドラッグできない」ようになっています。そのため、今回のプログラムでは必要なかったのですが、紹介のために使用しました。

3-「○○に触れた」

「○○に触れたら」このブロックを使用すると、このスプライトに触れたスプライトやマウスポインタ―、画面の端に触れたことを感知することができます。

「調べる」の項目にあります。

4-「大きさを○○%にする」

「大きさを○○%にする」というブロックを使用すると、スプライトの大きさを変えることができます。最初の大きさを100%として、%によってスプライトの大きさが変わります。

「見た目」という項目にあります。

5-★「○○を送る」

このブロックを使用すると、メッセージを送ることができます。このメッセージはScratchのすべてのスプライトに送られます。

「イベント」という項目にあります。

「メッセージ1」「スタート」に変更してください。

先程作成したメッセージを選択します。

4-リスタートのプログラム

リスタートの機能を追加するために、プログラムを変更します。

次のように変更してください。

変更点を解説します。

1-「🏁が押されたら」「○○を受け取ったとき」

「○○を受け取ったとき」「○○を送る」が送られたときに下につなげたプログラムを動かします。

ただし、これらの○○は同じ必要があります。

「イベント」の項目にあります。

2-「スタートが画面を送る」

ゲームが終了したら、スタート画面に戻すためのメッセージを送ります。

メッセージは「スタート画面」にします。

5-背景の作成

背景は、自由に作りましょう。私はストリートアート風に作ってみました。

自分が取った写真を使用してみても面白いでしょう。

背景の変更は右下のステージをクリックすることで自由に選択することができます。

※スプライトと同様に新たに追加したり、保存した画像をScratchにアップロードすることができます。

5ー完成~

リスタート機能を追加することが出来ました。

次回は、効果音を追加します。お楽しみ!